コクリコ坂から
「コクリコ坂から」観ました。
*感想*(注:ネタバレ有り)
まず、朝からはじまり、いちにちのはじまりです。歌が流れて、リズムにのって。
眠りから覚めて、身支度して、食事をつくり、家族全員そろう。
人々がおくる生活感あるにおいはジブリらしくて、どこかなつかしくここちよい風景。
なにの予備知識なく行きました。
するとなに?この乙女展開!?
主人公が俊くんに出会い、出会いをかさねるごとにほほがさくらいろにそまってゆき、こっちははそんなふたりにどきどきとはずかしくって、その場(映画館)から飛び出したくなりました。
なんておそろしい…☆
そして、その後「なんて安っぽいドラマみたいだ」(だったかな?)の展開にあぜん。
その夜、主人公がよる夢を見る。
母がいて、父がいて…。
涙がほろりとながれました…。
主人公が朝、旗を上げる理由がわかり、せつなくなりました…。
今ネットで、公式サイトホームで、主人公が旗をあげているワンシーンをひらきました。
この絵を見て、胸がしめつけられました…。だめだ。主人公の思い、自分には直視できない…。
そして、主人公と俊くんのあいだがらに、じつは…。
ふたりは最後どう人生をあゆんでゆくのでしょう…。
文化部部室のひとたちは、キャラがたってていいですw
哲学研究の人、おいしすぎる…(笑)
実存(だったかな?間違ってたらすみません)とニーチェについて語りたいです☆
生徒会長、すてきだったなあ。
俊くんをかげでささえて、そっと主人公と俊くんのあいだのかけはしのような存在でいて。
理事長、とつぜん文学部部室を新しくたてなおすと、決定したので、忙しい人だから会えないかもとかどんなに怖い人だろうと思いました。
でも会ってみると気さくな話を理解できる方で、その展開はジブリらしくて安心しました。
今回、挿入で歌が多く使われているような印象でした。
学生全員が合唱始めたり…。
スタッフロール、金色の海に船と旗が浮かんでいるイラストがすごくこころにせまって、ぶあって涙があふれました。よくわからなく言葉に表現できない…。
かなしいでもなく、せつないのでもなく…
色の共演。
Twitterのツイートで知ったのですが「コクリコって、フランス語のひなげし」という意味でもあるとのこと…。深い。
こんかいの作品は、せつなかったです。