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映画と地デジTVをみに、梅田へ行きました。
映画館はネットで調べると「大阪ステーションシティシネマ」とはじめて目にする名前。
どこだろ?インフォメーションできけばわかるかなと、現地に行きました。
すると、JR大阪中央北に新しくできた建物の11階だと知りました。
そこへいくと、きれいでぴかぴか。
自分、場違いに思いました☆
平日なのに、人がいっぱい。
映画「アンノウン」を観ました。(注:ネタバレ有り)
ネットでタイトルで興味をひかれ、ストーリーを読んで観たくなりました。
また、テレビのCMで「証明せよ」とあおられたら、そのうたい文句に踊らされてしまいます。
外国で交通事故を起こしていしまい、記憶喪失になった主人公。
わずかに覚えていることは、名前。
パスポートはない。
妻に会っても、自分のことを覚えていない。
いかに、自分は他者によって、存在を証明されているのか。
いかに、他者が自分を形成しているのか。
自分は何者か?
しかし、この映画ドキドキハラハラします。
カーアクションすごい。
主人公は記憶のないまま正体不明の人物に追いかけられる。
暴力シーンが痛々しくて、何度も目をふせました。
映画を観終わった後、自分は正直主人公が誰だか「証明」されたと感じられませんでした。
わずかな他者の言葉と、主人公の身体機能があるというぐらいです。
自分の記憶がもどるだけがたよりなのでしょうか。
これを「証明」といえるでしょうか。
映画館に映画のチラシが並んでました。
眺めてると、ジブリの映画「コクリコ坂から」がありました。
楽しみです。ぜひ、映画館でみようと思います。
「操作された《運命》に、逆らえ」
運命は、与えられるものでも 切り拓くものでもない。
それは、常に〈操作〉されているものである。
興味深く、そそられる言葉です。
なになにと、みたところ、あの「マイノリティーリポート」フィリップ・Kディック原作の映画化。
「アジャストメント」これは、観なくては!
近くにヨドバシカメラがあるので、地デジを見に行きました。
父の勧めやTwitterの皆さんのクチコミで、見比べて悩みます。
ふと、先ほど行った、大阪ステーションシティのフロア名が気になっていたのを思い出しました。
「時空」とかいて「とき」の広場という名があるのですw
センススゴイと思って行ってみました。
警備員さんに尋ねたら、名前の由来を教えて下さりました。
また、下の階にインフォメーションがあるので、たずねてくださいと。
インフォメーションでもききました。
その由来はデザイナーがこの建物をつくった思いをこめてでした。
それが深い…。丁寧に教えて下さりました。ありがとうございます。
なぜ「時空」とかいて「とき」なのか?各階には時計が1つしかないけど、この階には金銀の2つの時計があるのか?なぜここは多くの人が行き交うのか。
答えは、ネタばれがお好きじゃない人のために、ふせておきますw
ヒントは駅です。
お知りになりたい方は、新しく建てられた大阪ステーションシティへようこそ♪
インフォメーションの方が、親切に教えて下さりますよ。
すてきなお店が並んでいるので、時間がある時に、ゆっくり探索したいです。
父と母が共働きなので、子供の頃は両親が帰ってくるまでテレビを観て待ってました。
今でも覚えてますが小学生の頃「ヤヌスの鏡」を観てました。
そのころ「ドラマ」「フィクション」という意味がわからず、こういった世の中があるんだ。
こわいなあ。なんて、思ってました。
それが、大人になって「ドラマ」「フィクション」の意味を知り、ドラマはほとんどみませんでした。
家はセットでできていて、俳優さんという、つくられた人物像があって、行動は演技、ライトとマイクがあって、それをうつすカメラがある。
フィクションはアニメがあるので、わざわざリアルの人間がする必要があるのだろうか?
アニメは明らかに、フィクションだと娯楽で楽しめます。
現実の人がフィクションを演じるのが、なんとなく、ゆるせなかったのだと思います。
時は経ち、漫画家としてデビューをして、出版社の部長さんや担当さんとお話しする機会が多々ありました。
いろいろ映画をおすすめしてくださるし、作家として表現を広げるためにも、勉強のため観ようと思うようになりました。
(はずかしながら、当時アニメや漫画ばかり観ていて、映画は全然知りませんでした。今も知っているのは、わずかですが)
映画はみればみるほど、魅力を感じるようになりました。
いかにみるひとを、ひきよせようと、物語をつくっているのか。
カメラワーク、セット、フィクションをのぞかせる間、人物の演技。
エンターテイメントというフィクションの枠組みを受け入れるようになって、自分は少し大人になったのかもしれません。